医療関係者向け

2015.08.22

介護教室 今日から使える上手な介助方法

8月22日

今年度、2回目の介護教室を開催しました。

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 担当は、当院の若手(?)理学療法士2名です。

 

まずは腰痛にならない介助方法をご説明します。

 

腰痛の原因の1つに前かがみや中腰作業があります。

 

腰を伸ばした姿勢でイスに座りましょう。

背もたれと腰の間にタオルをはさむと効果的です。

 

荷物を持つときは

腰を落として脚の力を使って持ち上げましょう。

 

調理中は、雑誌などで低い踏み台を作り

踏み台に片足を乗せながら調理しましょう。

それだけで姿勢が良くなり、腰痛予防になります。

 

 腰痛にならない介助方法のコツは

①力ずくで動かさない

 

②動作前の準備が大切

 

③今から何をするか相手に伝える

 

実際に寝返りや起き上がりの介助を実演してみました。

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参加者の皆様にも体験してもらいました。

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車いすへの移動に便利な介助用品の効果も体験してもらいました。

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力を入れなくても介助ができることを実感して

 驚きの声をいただきました。

 

介助が必要な人の状態によって

介助方法の応用や介助用具が必要になることがあります。

 

リハビリ職員などの専門家にご相談ください。

 

介護保険制度を利用して

福祉用具を活用したり、サービスを利用してください。

 

困ったことがあれば

ケアマネジャーや病院の医療相談員に遠慮なくご相談ください。

 

次回の介護教室は

10月24日(土) 午後1時30分から

 

「高齢者によくある病気・けが」

 

「緊急時の対応と実践」です