「老化」とは一般的に、成熟期以降に起こると言われています。見た目だけではなく、内臓疾患、膝関節の衰えが現れてきます。
「変形性膝関節症」は、膝の関節が老化や過度の負荷によってすり減ることで、痛みや膝の動きを制限する疾患です。関節内の炎症や関節組織の変性が起こり、やがて骨の変形へと進行していきます。
「老化」とは一般的に、成熟期以降に起こると言われています。見た目だけではなく、内臓疾患、膝関節の衰えが現れてきます。
「変形性膝関節症」は、膝の関節が老化や過度の負荷によってすり減ることで、痛みや膝の動きを制限する疾患です。関節内の炎症や関節組織の変性が起こり、やがて骨の変形へと進行していきます。
加齢によって発症率が高まる変形性膝関節症は、50代以降に急増します。
特に女性が多く、男性の1.5~2倍の割合となっています。女性に多い理由として、男性に比べて「関節が小さく筋肉が少ない」「閉経後に女性ホルモンが減少する」などが挙げられています。
肥満は膝に負担のかかる状態であり、同様に膝を使う職業やスポーツ歴などもリスク要因になります。
そして日頃から膝を酷使している方は、男女問わず30代でも発症することがあります。
さらに高血圧、脂質異常、糖代謝異常や認知症など全身性疾患との関連性も指摘されています。
などを実施することが重要です。
重症度 | 症状 | 状態 |
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正 常 |
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軽 度 |
骨と骨のすき間が狭くなり軟骨が減ってきます。膝への衝撃が大きくなり「立ち上がる時や動き始めに痛い」「膝がこわばる」などの症状が現れます。 |
|
中 等 度 |
骨と骨のすき間がさらに狭くなります。関節軟骨や半月板がすり減り変形・損傷します。これにより、滑膜が炎症を起こし(滑膜炎)、過剰に関節液が増え、一般に「膝に水がたまる」状態になります。また、膝を完全には曲げられず「正座しにくい」「階段の上り下りで膝が痛む」などの症状が現れます。 |
|
重 度 |
軟骨や半月板がほとんど消失し、上下の骨(大腿骨と脛骨)が直接ぶつかることになり、骨をすり減らします。膝関節の変形も進み、痛みが強くなります。「じっとしていても痛む」「膝の曲げ伸ばしが難しい」「歩行困難」などの症状が現れます。 |
再生医療は、血液や脂肪細胞など自分自身の組織を材料とし、損傷した組織の治療に活用します。大きな特徴は、組織の修復や痛みの抑制が可能であること。自己組織を使用するので拒否反応もありません。
PRP(多血小板血漿)治療は、ご自身の血液に含まれる血小板の成長因子が持つ組織を修復させる能力を利用し、本来備わっている治癒能力を高め、治癒を目指す再生医療です。
PRPには成長因子が豊富に含まれており、治りにくい組織の修復や関節炎の症状の軽減が期待できます。
ご自身の皮下脂肪から抽出した幹細胞を利用し、痛みのある膝などの関節に注入する治療です。脂肪由来の幹細胞には、脂肪だけでなく、骨や軟骨、血液、神経など様々な細胞に変化する能力が備わっており、再生医療での実用化が進んでいます。
様々な細胞をつくり出すことができる、細胞の原型といえるもの。
失われた細胞を生み出して補充する能力を持ち、幹細胞を注入することで、痛みを引き起こしている炎症を抑え、組織の修復を促すことができます。
様々な細胞に変化する可能性のある脂肪幹細胞は、その数が豊富なほど組織の回復力も高いとされています。
そこで、痛みや関節内の状態改善効果をできるだけ高めるために、体外で増やす工程が必要になります。
高須病院では、患者さまの腹部の脂肪(米粒5~10粒程度)を採取して幹細胞を取り出し、これを専門機関で培養した後、膝に注入します。
問診、触診、MRI画像診断にて、膝の状態を確認後、治療をしていきます。
脂肪採取時も幹細胞注入時も麻酔をしてから施術しますので、痛みに弱い方でも安心して受けていただけます。
施術後についても多くの方は痛みや腫れが出ることはなく、若干の内出血や腫れが出た場合も数日で落ち着いていきます。
効果の実感には個人差がありますが、注入治療から1~2ヶ月を目安にご実感される方が多くなってきます。
効果の持続については、数ヶ月という方が多いのですが、中には数年痛みが軽く安定していたという報告もあります。鎮痛剤やヒアルロン酸の効果は1~2週間程度とされているので、効果期間の差はかなりあると言えます。
安全性や有効性が確認されている治療であっても、保険が適用になるまでには審査に長期間時間がかかるため、最新治療である再生医療は、現時点ではほとんどの疾患に対する再生医療は自費での診療となります。
可能です。年齢制限はありません。
特に生活に支障のあることはないので、普段通り過ごしていただけます。念のため当日のみ、長時間の半身浴、飲酒、運動はお控えください。
治療後の関節は動かさないと固まりやすくなるため、簡単なストレッチをおすすめしています。アフターケアもしっかりとサポートさせていただきますので、何か気になることが出てきましたらお気軽にお問い合わせください。
術前の血液検査にて感染症が発見された場合や、血液凝固能(血の固まりやすさ)に異常がある方はこの治療をお受けいただくことができません。
治療費の一部が税金から還付(返還)される、医療費控除の対象になる可能性があります。
1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が10万円(所得の金額が200万円までの方は所得の合計額の5%)以上の場合、確定申告で治療費の一部が戻ってくる制度です。申告される方だけでなく、その方と生計を一にする配偶者その他の親族の医療費を合算することができます。
医療費控除用の確定申告書には、医療費の支出を証明する書類(領収書など)が必要です。当院で発行した領収書を保管し、確定申告の際にご提出ください。
医療費控除の確定申告書に必要事項を記入し、領収書を添えて所轄税務署に提出します。 記載方法については、『医療費控除用の記載例』を参照ください。
お車でお越しのお客様
西尾市中心部より約20分
国道247号線「一色赤羽」交差点より南へ約100メートル
電車でお越しのお客様
名鉄三河線 碧南駅より、
ふれんどバス吉良高校行き乗車、約25分
名鉄西尾・蒲郡線 吉良吉田駅より、
ふれんどバス碧南駅行き乗車、約15分「一色高校西」停留所下車徒歩2分